放射線管理・防護・計測研究班

放射線管理・防護・計測研究班の紹介

私たちの研究班は放射線診療を支える3つの柱「放射線管理,放射線防護,放射線計測」の研究と教育に関する事業を企画・運営,情報発信を通じて,東京支部会員の技術と知識の向上に寄与することを目指し活動を行っています.班員は松下淳一(日本大学医学部附属板橋病院:班長),西形勝宏(東京都保健医療公社荏原病院:副班長),落合幸一郎(稲城市立病院),澤田歩海(東京大学医学部附属病院),篠田直樹(日本大学病院),庄司友和(東京慈恵会医科大学附属病院),橋本弘幸(東京女子医科大学病院),藤井武(東京慈恵会医科大学附属病院),星野豊(結核予防会結核研究所),丸井英輔(東洋メディック株式会社),柳澤宏樹(自衛隊中央病院)の研究と教育に情熱を持った個性豊かな11名で構成しています.

これまでの企画テーマを紹介すると,ディスカッションを交えた参加型の技術フォーラムとして,「診断参考レベル(DRLs)を一般撮影領域で活かすために」,「一緒に考えよう!水晶体被ばく管理の現状と今後の対策」,「医療被ばく低減に向けての被ばく線量の記録と管理」,「法令改正に伴う診療用放射線の安全管理体制確保における医療現場の対応~診療放射線技師のこれからの役割~」,実習型セミナーとして,「放射線被ばく管理のための測定器と校正」,施設見学セミナーとして,「眼の水晶体用線量計を理解しよう! 千代田テクノル大洗事業所 施設見学&英語習得のためのブレイクスルー ~防護編~」などがあります.

昨今の放射線診療の被ばく管理に関する動向として,診断参考レベルの設定,眼の水晶体被ばく限度の見直し,診療放射線の安全管理体制確保など,その重要性が法令改正という形で示されてきています.その背景には,私たち日本放射線技術学会会員が長い年月に渡り探求し,積み上げてきた科学的根拠が基盤になっていると言えます.これからも国民が安心して放射線診療を受けることができるように,しっかりと放射線の量を計測し,防護し,管理することが求められています.

今後も私たちの研究班は,会員の皆さまへ有益な情報の発信を行い,放射線管理・防護・計測分野の研究・教育を通じて社会に貢献していきたいと考えています.会員の皆さまのご支援をよろしくお願いいたします.

班長 松下淳一(日本大学医学部附属板橋病院)

 

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