【開催日】2023-09-01 【開催終了日】2023-09-01
第 280 回東京支部技術フォーラムのご案内
被写体がある場合の被写体の表面位置における空気中の入射表面線量と,被写体がない場合の同じ位置における空気中の入射表面線量との比を,後方散乱係数(back scatter factor:BSF)といい,患者さんに放射線を照射する,我々診療放射線技師にとっては線量管理するにあたり必要不可欠なものであります.
本フォーラムの講義 1 では,海外の放射線計測の教科書や IAEA 資料等で引用される Benmakhlouf の後方散乱係数を掘り下げます.加藤秀起氏のグラフによる導出が難しいと感じている方に対し,Benmakhlouf の係数をエクセルで計算する具体的な方法を紹介します.講義 2 では,診断領域におけるモンテカルロシミュレーションを行う際に必要となる連続 X 線スペクトルデータの簡易的な作成方法の紹介からその線源データを用いてモンテカルロシミュレーションで後方散乱係数を計算する方法を紹介します.
明日からの診断領域における後方散乱係数への考え方,対応が変わる内容となっています.後方散乱係数への理解を深め,すぐに使えるエクセルシートを作成したい方は是非ご参加ください.
日 時 :2023 年 9 月 1 日(金) 19:00~21:00 (18:45 受付開始)
開 催 形 態:Zoom によるオンライン実施(事前参加登録者に URL とパスワードを配信します)
募 集 人 数:80 名(東京支部会員優先,定員になり次第締切ります.)
参 加 費 :会員 500 円 非会員 2,000 円 学生会員 無料 学生非会員 無料
プログラム :テーマ「計算だけではない!後方散乱係数の正しい理解と求め方」
講義 1 世界基準の後方散乱係数の理解とエクセルを用いた計算方法の解説・作成
自衛隊中央病院 柳澤 宏樹
講義 2 診断領域におけるモンテカルロシミュレーションの活用方法 ~後方散乱係数編~
日本大学医学部附属板橋病院 小原 佑介
日本救急撮影技師認定機構(2 単位)付与
肺がん CT 検診認定機構(5 単位)付与
日本 X 線 CT 専門技師認定機構(2 単位)付与
日本血管撮影インターベンション専門診療放射線技師認定機構(1 単位)付与
申 込 期 間:2023 年 8 月 5 日(土)~ 8 月 31 日(木)
申 込 方 法:会員システム「RacNe(ラクネ)」https://service.jsrt.or.jp/ にログインしてお申し込みください.
案内等の連絡は研究班から行いますので, 締切日以降はメールチェックをお願いします.
申込多数の場合,東京支部会員を優先します.
キャンセルされた場合,返金できないことをご了承ください.
悪天候などによる開催については HP をご確認ください.
U R L :東京支部ホームページ https://jsrt.tokyo/
問 合 先 :公益社団法人 日本放射線技術学会 東京支部 放射線管理・防護・計測班
E-mail jsrt.tokyo.mrpm@gmail.com
担当 放射線管理・防護・計測班
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